CASE STUDY

事例紹介

自走するチームの、次の一歩 — EX4Energyが挑むAI駆動開発の「型化」

AI駆動開発セミナー 導入事例

エネルギーIoTスタートアップ EX4Energyが挑むAI駆動開発の“型化”

この事例のポイント

背景
  • AIコーディングツールを実務に導入し、チームでAI駆動開発を実践していた
  • 開発効率化の先にある「事業スピードの向上」を全社ゴールに掲げていた
課題
  • 各メンバーの進め方を、チームで再現できる「型」に標準化できていなかった
  • 「この進め方で合っている」という確信を持ちきれずにいた
得たもの
  • すでに運用している立場だからこその「間違っていなかった」という答え合わせ
  • AI駆動開発は“統制”ではなく“現場で回しながら組織に還元する循環”だという気づき
  • 世の中のベストプラクティスと照らし合わせ、自社の力点を客観視できた気づき
次の課題
  • 個々の学びを、どう「組織の型」として定着させるか

会社紹介

EX4Energy株式会社は、2022年設立のエネルギー領域スタートアップ。太陽光発電設備や蓄電池を遠隔で制御するIoTプラットフォーム(PaaS)を主力プロダクトとし、電気通信事業とそれに付帯するシステム構築を手がけています。

エネルギーの需給を賢く最適化するプラットフォーマーとして急成長する同社にとって、プロダクトを速く、そして自分たちの手で進化させ続けられる開発体制は、事業の競争力そのものです。

AI駆動開発セミナーの様子(EX4Energy様)

CHAPTER 01 — 起点

AIを「事業を動かすエンジン」に

すでに走り出していたチームが見据えた、本当のゴール

EX4Energy社は、早くから先端的なAI駆動開発に取り組んできました。AIコーディングツールを実務に取り入れ、すでにチームでAIを活用した開発を進めていたのです。

その視座の高さを象徴するのが、技術企画部長 本郷氏の次の言葉です。

最終目標は、開発の効率化そのものではありません。会社全体の事業スピードを上げること。プロダクトのライフサイクルを速く回していくことがゴールで、AI駆動開発はそのファーストステップだと考えています。

— 技術企画部 部長 本郷氏

AIを“コードを速く書く道具”ではなく、“事業を速く動かすエンジン”として捉える。この視座が、EX4Energy社の取り組みを他と分けるものでした。

次のステージに向けた、確かめたいこと

一方で、走り続けるなかで見えてきたテーマもありました。各メンバーの進め方をどう標準化し、チームで再現できる「型」にしていくか。AIが生成したコードの品質に、どこまで確信を持てるか。そして「この進め方で本当に合っているのか」——。こうした問いを確かめ、体系立てて次のステージへ進む。そのためのパートナーとして、EX4Energy社が選んだのがHexabaseでした。

Hexabase(Hexabase AI Academy)のセミナーは、同社が“すでにAI駆動開発を自走させている”到達点で実施されることになりました。

CHAPTER 02 — カリキュラム

4回に凝縮した、実践重視の設計

すでに現場で手を動かしていた同社に、基礎から順を追う形は最適ではありませんでした。Hexabaseは、実際に手を動かして成果を体感できる実践ハンズオン型として、週1回×全4回のカスタムカリキュラムを設計。要件定義から本番デプロイまで、AI駆動開発の一連の流れを体験しながら、チームで使い続けられる「型」を持ち帰れる構成としました。セキュリティや品質保証といった、商用プロダクトに欠かせない観点まで踏み込んでいるのも特徴です。

若手が主役の受講設計

受講メンバーの構成にも狙いがありました。実際に手を動かすのは若手メンバーが中心。本郷氏をはじめとする中堅層がそれを支える体制とすることで、組織全体でAIを使いこなせる状態を目指す——そうした戦略的な人選です。

走りながら、カリキュラムも変えていく

Hexabaseが大切にしたのは、提案時点で内容を固め切らないこと。受講メンバーの「ここをもっと知りたい」という声を反映し、次の回に組み込んでいきました。画面設計の講義は、その過程で追加されたものです。この柔軟性は、受講メンバーからも高く評価されました。

4回という短い研修のなかで、その時々の状況に応じてカリキュラムをかなり変えていただきました。ちょうど画面側の設計をしていたタイミングで、そこをフォローいただけたのは参考になりました。

— 技術企画部 部長 本郷氏

CHAPTER 03 — 気づき

受講で得た、3つの気づき

気づき① | 自走していたからこその「答え合わせ」

同社の受講メンバーは、受講時点ですでにAI駆動開発を現場で運用していました。だからこそ、セミナーは「知らないことを学ぶ場」以上に、「自分たちのやり方を照らし合わせる場」として機能しました。

すでに導入していたAI駆動開発プロセスを使うなかで、大きく間違った方向に進んでいないんだ、という自信になりました。他社の進め方を知れたことも勉強になりましたし、自分がやっていることの裏付けができました。

— 受講メンバー

事前にキャッチアップを進めていたメンバーからは、「一部は自分にとっては基礎的な内容だった」という声もありました。これは裏を返せば、同社のチームがすでにその段階を超えて自走できていた——という成長の証でもあります。

実装と並行して受講したメンバーには、また別の価値がありました。

これまで体系的に学ぶ機会がないまま実務で扱っていました。手を動かしながら、同時に考え方や進め方をインプットできたのは、すごく貴重な機会でした。

— 受講メンバー

気づき② | AI駆動開発は「統制」ではなく「循環」

受講前、同社は「AIを組織で使うには、まずルールを決めて統制しなければ」と考えていました。しかし、セミナーを通じてその前提が揺さぶられます。

いざ話を聞いてみると、“統制”には限界がある。現場で運用しながら、それを組織にフィードバックしていく——そういうアプローチなのだと気づきました。ちょうど統制のやり方で難しさを感じていたので、うちの仕組みにうまく落とし込んでいきたい。

— 技術企画部 部長 本郷氏

気づき③ | 大事なのは「正解」ではなく「正解の変え方」

同社は当初、自社の開発プロセスをレビューしてもらうことも期待していました。しかし実施後、より本質的な発見があったと言います。

今回のポイントは、プロセスの規定ではなく“どう使うか”でした。プロセスに正解がない——むしろ正解がどんどん変わっていく状態のなかで、そのプロセスをどう維持していくか。その考え方こそが大事なんだと気づきました。

— 技術企画部 部長 本郷氏

あえて自社流ではなく標準的なプロセスで進めたことが、思わぬ効果を生みました。

自分たちのプロセスをベースにしても気づけたかもしれない。でも、一般的なプロセスでやってもらったことで、自分たちの力点の置き方を世の中のベストプラクティスと照らし合わせて客観視できました。講師の方が実際にどう使っているかを、質問しながら教えてもらえたのが大きかったです。

— 技術企画部 部長 本郷氏

CHAPTER 04 — これから

「個の学び」を「組織の型」へ

セミナーは一定の成果を残す一方で、次に向き合うテーマも見えてきました。本郷氏は、こう続けます。

今回の取り組みを、どう組織に循環させていくか——その仕組みの話は、また機会があれば深く聞きたいと思っています。

— 技術企画部 部長 本郷氏

チームの実践を、組織全体で再現できる「型」へと育てていく——。これは、AI駆動開発に取り組むあらゆる企業が次に直面するテーマです。事業スピードの向上という大きなゴールに向けて、EX4Energy社の挑戦は次のステージへと進んでいきます。

「自分たちのやり方は、これで合っているのか」

すでに走り出しているチームにこそ、その進め方を確かめ、次のステージへ進む機会が必要です。HexabaseのAI駆動開発セミナーは、セキュリティ・本番運用・デプロイまでを見据えた“事業を動かすためのAI開発”を、実体験としてお届けします。

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