2024年06月12日

開発を高速化!プログラミングエディタ・IDEのAIアシスタントまとめ

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プログラミングする際には、専用のエディタやIDE(統合開発環境)を使うと効率的です。入力補完や、コードハイライトなどコーディングを助けてくれる機能が多数あります。

そんなプログラミングエディタですが、最近ではAIアシスタントを搭載したもの・機能拡張が登場しています。AIアシスタントを使えば、コーディングが高速・効率的になるでしょう。

今回は各エディタ毎に、AIアシスタントの状況を紹介します。

Visual Studio Code

もはやプログラミングエディタのデファクトにもなりつつあるのがVisual Studio Code(VS Code)です。それだけに数多くのAIアシスタント機能拡張があります。

Visual Studio

Visual Studio 17.10以降で、GitHub Copilotが利用可能になりました。

また、ローカルLLMが使える機能拡張もあります。

LLMCopilot - Visual Studio Marketplace

以下は中華系サービスの機能拡張のようです。

CodeGeeX - Visual Studio Marketplace

JetBrains

JetBrainsは、IDE側でJetBrains AI サービスを用意しています。この機能はサブスクリプションに含まれており、下記のIDEなどで利用できます。

  • IntelliJ IDEA
  • PyCharm
  • PhpStorm
  • ReSharper

このAIアシスタントではVertex AIやOpenAIを利用しているとのことです。

GitHub Copilotなどは、機能拡張で利用できます。

Cursor

Cursorは標準でAIアシスタントが組み込まれたエディタです。AIとしてChatGPTを利用しているようです。エディタとしてはVS Codeをフォークしたものになっており、使い勝手は似ています。

Cursor

Project IDX

Project IDXはGoogleがリリースしたサービスで、WebベースのVS Codeがベースになっています。そして、Geminiを使ったAIによるコーディング支援が提供されます。

ブラウザベースですが、WebブラウザプレビューやiOS/Adroidアプリのプレビューが可能で、実践的な開発を行えます。

Project IDX

Xcode

WWDC 2024でApple Intelligenceが発表され、AppleのOSやソフトウェアにAI機能が搭載されることが発表されています。Xcodeについて特に発表はなかったのですが、Xcode 16の最新機能紹介では、コード補完でコンテキストを理解した補完を行うと説明されており、この部分はAIアシスタントではないかと推測されます。

まとめ

さまざまなエディタ・IDEの中でAIが搭載、利用できるようになっています。主な利用用としては、コード補完・チャット・テストコード生成などでしょう。こうした機能を使うことで、開発がよりスムーズになり、生産性が高まるはずです。

AIアシスタントを使って、より効率的にプログラミングを行いましょう。

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